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高血圧デジタル治療の有効性決定要因:B-INDEX研究2025年12月25日
Efficacy Determinants of Hypertension Digital
Therapeutics: The B-INDEX Study研究の概要
正式名称: 高血圧デジタル治療を用いた行動変容に対する主観的評価および客観的評価と降圧効果に関する研究
主な目的: 高血圧治療用アプリ(CureApp HT)を用いたデジタル治療において、家庭血圧の低下に寄与する要因(行動変容の指標など)を調査すること
実施責任組織: 自治医科大学(研究代表者:苅尾 七臣 教授)
進捗状況: 参加者募集は終了しており、2025年現在は試験継続中またはデータ解析段階にあります。
2025年の最新研究結果
2025年11月に発表された報告によると、以下の知見が得られています:
治療効果: デジタル治療開始から最初の4週間で顕著な降圧効果が認められました。
降圧の予測因子: 「高齢」「塩分摂取の抑制」「初期の体重減少(開始4週で-0.5kg)」などが、効果的な血圧低下の重要な予測因子であることが示されました。
新指標の創出した: デジタル治療の効果を判定する新しい指標として「B-INDEXスコア」が開発されました。REGISTRATION: URL: https://www.umin.ac.jp/ctr/; Unique identifier: UMIN000050479. (Hypertension. 2025;83:00–00.
DOI: 10.1161/HYPERTENSIONAHA.125.25028.)
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